ニキビの原因と対策

 ニキビは尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)といい、容姿が気になる思春期には悩んでいる人も多いかもしれません。顔面、胸、肩、背中の皮膚にできやすく、毛穴の出口が角質によってふさがれたり皮脂が過剰に分泌されたりすると、原因菌であるアクネ菌が皮脂を餌にして毛穴の中で増殖し吹き出物となります。

 ニキビが若い人に多くみられるのは、皮脂の分泌を増やす作用がある男性ホルモンが思春期に多く分泌されるためです。女性でも卵巣や副腎から男性ホルモンが分泌されているため、ニキビができやすい状態になります。

 ニキビの治療は重症度に応じて異なり、軽症では塗り薬が使われます。塗り薬の成分には、角化した皮膚を軟化させ中に溜まった皮脂を除くもの、常在菌の繁殖を抑える抗菌作用のあるもの、炎症を抑えるものなどがあり、市販薬ではこれらの成分が一緒に配合された外用薬もあります。

ニキビができないようにするために、普段の生活では次のことに注意しましょう。


◆皮膚を清潔に保つように1日2回洗顔し、毛穴をふさがないようにする。入浴時は胸も背中もよく洗う。

◆皮膚に適度な水分・油分がないと皮脂の分泌が促進されるため、皮脂を取りすぎない洗顔料を選ぶ。

◆ニキビを悪化させないように、ニキビに髪がかかる髪形を避け、指で触ったりつぶしたり刺激しない。

◆睡眠不足により皮膚の新陳代謝が低下すると皮脂や老廃物が蓄積するため、十分な睡眠を取る。

◆自律神経やホルモンバランスの乱れから皮脂分泌が過剰とならないように、ストレスをためない。


重度のニキビは瘢痕(はんこん)、いわゆる「あばた」を残す可能性があるため早めのケアが大切です。ニキビでお困りの方はぜひ店頭でお気軽にご相談ください♪

株式会社ビクトリー

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